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旅の栞。「リラクゼーションの殿堂!温泉部」 http://relaxation.seesaa.net/ から引っ越してきました。仮設。

湯の本温泉 千石荘

あづまや旅館を出て、次に向かったのはそのお隣「千石荘」です。

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文明開化の薫り漂うレンガ造りの湯小屋が印象的です。

でも中はきれいに改装されています。

 

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6人用位の浴槽が竹で4:6に仕切られています。

ご多分に漏れず強塩味&渋み。

 

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ここも湯温が高いので、基本的にはチョロチョロ注がれています。

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バルブ全開にすると、ものすっごいどばどば。

あっという間に浸かれない程の熱さになると思われます。

湯の本温泉 あづまや旅館

平山旅館を出て、次に向かったのは「あづまや旅館」。

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昔ながらの木製窓格子。

宿の歴史を感じさせます。

 

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木の窓枠に摺りガラス。昭和の佇まいをそのまま残しています。

演出でなく、自然に年を重ねた宿だけが持つ趣。

 

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浴室はひとつ。貸切で利用します。

2~3人用の浴槽にほんのり濁った湯が掛け流されています。

高峰温泉平山旅館のお湯と比べると透明度が高いです。

といって薄いかと言えば全くそうではなく、飲めば強烈な塩味+炭酸金気味。

成分総計も16000mg/kg位あります。

透明度が高いのは源泉温度が52.6度と他より低く投入量をさほど絞っていないため、

酸化する前の比較的新鮮なお湯が満たされているからなのでした。

 

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湯口は2つありますが、実際使われているのは下の方。

木の栓の緩め加減で投入量と浴槽内の温度を調整します。

 

とても気持ちよかったです。

お湯の鮮度重視な方におすすめな旅館です。

 

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玄関先の鉢の中で、金魚が元気に泳いでいました。

湯の本温泉 平山旅館

再び湯の本温泉へ戻り、平山旅館へ向かいました。

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いわゆる「黒川調」。

(※黒川温泉インスパイヤ系の、黒く塗った木材を多用したモダンな和風建築)

シャレオツです。

 

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「神功天皇」はウィキペディアによると3世紀頃の人だそうで。

壱岐には弥生時代から大和時代辺りの古墳が多数発見されています。

古代人にも愛された温泉というわけですね。

 

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太古の源泉がここで発見されたとは!ロマンですなあ。

 

内湯です。

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4人用程の浴槽に細い径の湯口から源泉が投入されています。

向かって右側の湯口は木の栓がしてあり、外すとどばどば投入されます。

源泉温度が70度近くあるので、どばどば投入すると瞬く間に激アツに。

なので普段は栓をして、細い方の湯口から絞り気味に投入しています。

浴槽内は味噌汁色。強烈な塩味+ちょい渋み+微炭酸金気味。

この浴槽の隣には水風呂があります。

女湯はこのシンメトリー。

 

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壁画を眺め、遠い昔に思いを馳せながら入浴。

 

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露天は10人用位。こちらも絞り気味に投入しています。

外気で冷まされていて結構ぬるめでした。 

猿岩と黒崎砲台跡、小牧崎

高峰温泉で汗を流した後は、湯の本温泉から程近い所にある「猿岩」へGo!です。

 

売店にはカラオケに合わせてずーーーっとハモニカ吹いているおじさんがいました。

あまり人気のない観光地で、更に小節単位でズレたりすると妙に物悲しい気持ちに。

 

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猿岩が見えてきましたよ。

 

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完 全 に 一 致 !

 

この類いの何かに見立てられた岩は、往々にして微妙なものが多くて

「〜に見えなくもない」程度だったりしますが、これは猿そのもの。

目、鼻、口、舌までかなりリアルな感じ。

作り物と見紛うばかりの壮大な自然の彫刻。素晴らしいです。

 

猿岩周辺は公園になっています。

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ドラクエのフィールドを彷彿とさせるような芝生。

ちなみにこの芝生の向こうは断崖。

柵はありません。

景観を損なわない、セキュリティフリーな感じが素敵です。

でもあまり崖っぷちに近づきすぎないでね。

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公園づたいに猿岩を回り込んで裏に回ったところ。裏から見たら普通に崖ですね。

曇っても尚コバルトブルーの海が美しいです。

猿岩の裏側と海を眺めながらコーヒーブレイク。

 

 

近くの丘の上に展望台があったので行ってみることにしました。

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一応階段になっていますが、しばらく人が通っていない雰囲気。

 

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んー、猿岩見えないなぁ。

海は先程の公園からの方がよく見えるし、正直ここは来なくても無問題かと。

 

 

更に猿岩の公園内にある黒崎砲台跡へ。

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公園の少し手前から竪穴が掘られ、そこから人や大砲等が出入りしていたそうです。

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公園内にある穴の反対側は大きな丸い穴。

この穴から大砲が発射される予定だったそうです。実際は使われなかったとか。

当時から射程距離は30キロほどあったとかで、結構なハイスペックだったようです。

 

黒崎砲台跡を離れ、更に近くの岬「小牧崎」へチャリを走らせました。

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芝生が広がっていて、ところどころに牛のふんらしきものが。

牛を放牧する場所でもあるようです。

 

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断崖のたもとで磯釣りを楽しむ人がいました。

しかしそこまでどうやって行ったのかな?船?

 

と思ったら近くの松の木にところどころ玉結びをした太いロープがくくられ、

崖下に垂らされていました。

このロープを伝って降りたのか。。。恐るべき釣りへの執念!

湯の本温泉「高峰温泉」

ようやっと辿り着いた湯の本温泉、最初に訪れたのは「高峰温泉」。

共同湯的に使われていますが、2000円で素泊まりできるそうです(自炊設備完備)。

ああ、ここに一泊すればよかった。。。リサーチ不足であった。。。

 

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入口の藤棚は満開!

 

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5人用位の浴槽が2つに仕切られています。

向かって左に注がれた湯が右へ掛け流れていきます(二槽式)。

女湯はこれのシンメトリー。

浴槽内は味噌汁色に染まり、浴槽の底には茶色の沈殿物が堆積しています。

とにかく濃い。成分総計は14,104mg/kg!余裕の一万mg超えです。

猛烈な塩+渋み+微炭酸金気味。

 

何年か前にここは改装したそうですが、お湯の状態を変えないために

浴槽と湯口は以前のものをそのまま使っているそうです。

 

ここは駐車場がないので車で行く方は要注意です。

湯の本温泉

二日目はチャリ旅。

島とはいっても壱岐は意外とデカイ。私風情の脚力ではとても一日で一周は無理。。。

ま、とりあえず行けるとこまで行こう、ということで。

 

最初の目的地は湯の本温泉。壱岐随一の温泉地です。

 

壱岐は大きな山はないのですが、延々と起伏が続くのでヘタレな私には何気に辛い。

特に湯の本温泉手前の100Mの標高差を超える時は、断腸の思いで手押しも。

多分タフなチャリ乗りの方なら全然大丈夫だと思うんですが。。。

ちなみに年に一回、自転車のロードレースが開催されるそうですよ。

 

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峠まであと少し!!(さて、私はどこにいるでしょう?)

 

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ふえ〜やっと峠に着いた!!しかし展望はなし。

 

 

途中美しい海や美味しそうな黒毛和牛可愛い仔牛に癒されながら

どうにかこうにか峠まで辿り着けました。

 

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生憎の曇り空だったのに、海の青さが分かります。

 

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「かーちゃーん、なんか変な人が見てるんだけどー」

 

這々の体でどうにか湯の本温泉に到着。

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全旅館独自源泉ってことだけど、成分表の源泉名が「湯の本温泉」のところが多かったのが気になる。どうなのかしらん?

民宿ひとみ

唐津からフェリーで1時間40分、いざ壱岐へ!

なんとなく佐賀県っぽいイメージの壱岐ですが、長崎県なのですね。

何はともあれ島旅はいつでもわくわくするもので。

 

渋滞でたどり着けない可能性を考慮し、初日は宿を取っていなかったのですが

意外とすいすい行ってしまい、一日早い到着となりました。

急ではありましたが、更に一泊追加出来て一安心。

 

今回お世話になったのは「民宿ひとみ」。

壱岐空港から程近いところにあります。

残念ながら温泉つきではありませんが、お腹いっぱい海の幸を満喫出来て

一泊二日6000円という安さに惹かれました。

ま、温泉は日帰り入浴すればいいか〜ということで。

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お部屋は年季が入りつつも、綺麗に使われている印象。

不潔感はありません。

 

晩ご飯です。どれもこの辺りで揚がるお魚ばかり。

<1日目>

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この地方で「クロイウオ」と呼ばれるお魚の煮付けがとても美味しかったです。

白身なんだけど、脂が乗っています。

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更にお刺身がつきました。

 

<二日目>

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二日目はぶりカマ塩焼きに茹でたイカの酢味噌和え等。

ちなみに左下の水割りは「壱岐」というこの辺りの麦焼酎。

とてもすっきりしていて飲み易いです。

壱岐は麦焼酎発祥の地なんだとか。

 

<三日目>

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メバルの煮付けがメイン。

えいの酢味噌和えは初めて食べました。

 

結局三泊四日してしまいましたが、CP高かったです。

微妙におかずを変えてくれたのも有難いです。